メモリアルリングとは?遺骨を納める新しい供養のかたち
- 興田 知子
- 9月27日
- 読了時間: 2分
更新日:10月4日
近年、「お墓じまい」や「供養の多様化」という言葉を耳にすることが増えました。そんな中で注目されているのが「メモリアルジュエリー」です。その中でも特に人気が高いのが 「メモリアルリング」。
本記事では、メモリアルリングとは何か、なぜ選ばれているのか、その魅力や他の供養方法との違いまで、わかりやすくご紹介します。
メモリアルリングとは
メモリアルリングとは、遺骨や遺灰の一部を納められる小さな空洞を持った指輪のことです。
一般的な指輪とほとんど同じデザインに見えますが、内部に遺骨や毛髪、遺品の一部を納められる構造になっています。
いわば「身につけられるお墓」のような存在で、従来のお墓参りや仏壇での供養に加えて、「いつも一緒にいる」という安心感を与えてくれます。
なぜ今メモリアルリングが注目されているのか
・お墓じまい・核家族化の影響
お墓を継ぐ人がいない、遠方にあって管理が難しい。。そんな事情から「お墓じまい」を選ぶご家庭が増えています。その代わりに、「手元供養」という新しい供養方法が注目を集めています。
・手元供養の広がり
手元供養とは、大切な方の遺骨の一部を身近に置いて供養する方法。ミニ骨壺やメモリアルジュエリーが人気です。中でもメモリアルリングは「日常的に身につけられる」ため、心の支えになるとして人気を集めています。

メモリアルリングの魅力
・いつも身につけられる安心感
お墓や仏壇の前だけでなく、外出先や日常生活の中でも、大切な人をそばに感じることができます。
・デザイン性とファッション性
近年はシンプルなデザインから宝石入り、和モダンまで多彩なバリエーションが登場。普段のアクセサリーとして自然に身につけられる点も魅力です。
・自分だけの特別なお守りに
指輪という身近な形だからこそ、遺族にとって「お守り」のような存在になります。
他のメモリアルジュエリーとの違い
メモリアルジュエリーにはペンダントやブレスレットなどもありますが、リングは「常に身につけられる」点で特別です。
また、手元にあることで自然と視線に入り、気持ちを落ち着かせる効果も期待できます。

まとめ
メモリアルリングとは、大切な人の存在を日常に感じながら過ごせる新しい供養のかたちです。
お墓や仏壇に加えて「もうひとつの供養の選択肢」として、近年多くの方に選ばれています。
「心の支えになるものを身近に持ちたい」「お墓が遠くてなかなか行けない」という方にとって、メモリアルリングはぴったりの選択肢と言えるでしょう。
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