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~お仏壇やお墓を扱う者として、いま、思うこと~

明日(4月10日)には愛知にも緊急事態宣言が出ることが決まりました。

このような状況で、お店の営業をどうするかに関しては大変迷うところはありますが、

十分な対策を講じつつ、状況を見ながらできる限り継続していくつもりです。

私たちのような仕事をしていると、

多分、

他のお仕事をされている方より、

「死」について考える機会が多いと思います。

お店の営業を継続する理由の一つが、

「死」という、人間の力では対処できない事態に向き合った時、

お墓やお仏壇、手元供養などが、

少なからず心の救いになることを、

見てきて、感じて、知っているからです。

今回の被害がどれほど拡大するか、今はまだ誰にもわかりませんし、

コロナウイルスでの直接的な「死」のみではなく、

医療崩壊により、通常なら助かる他の病で亡くなる方もみえるでしょう、

失業など経済的困窮により、自ら死を選んでしまう方も増えるでしょう。

日本の場合、失業率が1%あがると経済・生活苦での自殺者が1000人~2000人増えるとのデータがあります。仮に、リーマンショック後の2009年の水準まで失業率が上がると、コロナショック前と比べて増加が見込まれる自殺者数は3千~5千人になるかもしれません。(※)

(もちろん、リーマンショックの際とは状況が異なるので単純比較はできませんが。。)

直接的であれ、間接的であれ、追い込まれての自死であれ、

コロナウイルスさえなければもっと長生きできたはずの命が失われるのは耐え難いことで、

どうすれば、理不尽な死別を少しでも減らすことができるのか、

自分たちの取るべき行動をよくよく考えつつ、

会社の理念にものっとり、営業方針を決めて行こうと思っています。

【株式会社 i memorial (Rinneの母体)の理念】

 お一人おひとり(i)の気持ちを大切にしつつ、

 周囲の人に対する愛(i)(思いやり)を大切にした供養(memorial)のあり方を

 提供・提案することで社会に貢献し、

 お客様のご満足をもって社員のやりがいと自社継続の糧とし、

 取引先との長期的な共存共栄を目指す。

感染拡大防止に努めつつ、会社の理念を全うしつつ、経済が止まらないようにも努力する。

。。。

取り組みがいのある、課題です。

桜の木の下でマスクなしで思いっきり笑うような、

小さな幸せを噛み締められる日々が、

一日も早く戻ってきますように。。

・2020年2月の完全失業率は2.4%(労働力人口6850万人 失業者159万人)

・2009年(2008年9月からのリーマンショックの混乱後)の完全失業率は5.1%(労働力人口6617万人 失業者336万人 経済や生活苦による自殺者:8377人)

・失業率1%上昇で経済・生活苦での自殺者1000人~2000人増との過去のデータ

・(5.1-2.4)×1000~2000人=2700人~5400人


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