お仏壇を選ぶとき

September 29, 2018

お仏壇とは

お仏壇の起源は、ご先祖様の精霊をお迎えするための盆棚(魂棚)が始まりだという説があります。
お盆の習慣は江戸時代より前からありましたが、檀家制度が導入された江戸時代初期に、お盆の時だけに設置する「祭壇」から常設する「仏壇」として家の中で精霊を祀る様になりました。仏壇の普及と共に仏教(寺院)との結びつきも強くなっていったと考えられています。

 

最近のお仏壇の選びかた

故人の精霊を祀る形あるものとしては「仏壇」が当たり前の時代が長く続いてきましたが、昨今の供養の現状としては、必ずしも仏壇と言う形を選ばない方も増えているようです。
最初に、ご家族でお話し合いをして頂き置き場所を決めます。
仏間があれば仏間にと思われる方が多いのかもしれませんが、普段家族が集まるリビングが良いと言う方もいらっしゃいます。現在は唐木仏壇や金箔や金粉の仏壇、家具調の仏壇など様々な仏壇を選ぶことができます。
昔ながらの唐木や金箔のお仏壇は、仏間によく似合うと思いますが、お仏壇は仏間でなければいけないと言う決まりがあるわけではありません。お寺様に自宅に来て頂き法要をしたいと考えてみえる方は、集まる人数を頭に入れて設置するお部屋や場所を決められると良いかもしれません。
方角に決まりはありませんが、ご年配の方の中には南向きか東向きを望まれる方が多いのではないかと思います。
家具調のお仏壇は形や大きさや色柄、洋風・和風などお好みに合わせての選択肢が数多くあります。
又、もともと祭壇であったことを考えれば壁掛けのタイプも抵抗なくスタイリッシュな家具調仏壇の一つとして選択肢のひとつに加えられる方も増えていくのではないでしょうか。
壁掛けタイプにも扉のあるタイプ、無いタイプがあります。壁の強度や取り付け方にも考慮が必要ですね。
置く場所が決まったら次は形や大きさです。各宗教の慣例や決まりに従い仏具を入れられる場合には、仏具の数、大きさも考慮して決める必要があります。
檀家に入っているお寺様が無く、信仰心のない無宗教の方なら、お写真とお花、お供え物を置くスペースがあり故人を偲ぶ事が出来ればそれで良いと考えられている方も少なくはないでしょう。お骨をお手元で供養する「手元供養」というスタイルも広がりをみせています。
必ずこうしなければならないと言う決まりはありませんので、ご家族の方々皆さんが納得のいくものをお選びいただくのが一番だと思います。

お仏壇の在り方に変りはなくても、そのお値段には大きなひらきがあるのが現実です。
お仏壇の大きさや価格と供養される方のお気持ちとは比例するものではありません。
無理をして高額なもの、大きな物を購入されますと次に受け継ぐ方の負担になってしまうこともあるのではないかと思います。お寺様とのおつきあいや生活環境、後を継がれる方の事などを十分に考えながらご家族でご相談される事をお勧め致します。
仏壇や仏具などもインターネットで手軽に購入が可能な時代ですが、実際に見て触れて購入される方が間違いないと思います。ご事情でお店に行くことが難しい場合は、お電話やメールでの質問に迅速丁寧に答えて頂けるお店である事はもちろんですが、返品や交換などにも対応してもらえるのか等の確認も必ずしておいて下さい。

 

 

お仏壇とご供養

お仏壇は亡くなられた方の魂が宿ると伝え聞きます。小さくても安価でも形あるものとして、後世に残して行きたいものだと私は考えます。(お手元供養も含め)

お葬儀は心の区切りとして残された人達のためにするのだと聞いた事がありますが、どの様な形になってもお祀りをして故人を偲び供養する事も、残された方の生涯において必ず心の拠り所となるのではないかと思います。
たとえ顔も名前すら知らないご先祖様であっても、手を合わせたくなる時がきっと訪れるのではないでしょうか。
形は簡素になっても、供養の心が代々伝えていけるとしたら、それはとても幸せな事に違いありません。

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