修善寺で「終の棲家」探し ~うさぎさんの終活日記~

July 24, 2018

移住先はあまり深く考えず、雪が降る所は主人の心臓にもよくないし、私ももうしばらくは車の運転をしたいと思っていたので、条件としては「雪が降らない所」「冬暖かく夏は涼しい所」そして「富士山の見える所」でした。

全部をかなえるのはなかなか難しいのですが、あれこれ調べて第一候補は「修善寺」と決めました。

ある日の夜、晩ご飯を食べ終わりテレビを見ていた主人に、「修善寺にはいつ行けそう?」とダメ元で聞いた所、「有給をとれれば来月にでも行けるよ~」と軽い返事が返って来ました。但し、今飼っている犬を2匹連れて行くと言い出しました。主人にとっては、犬と旅行したいだけだったのかもしれません。ともあれ、今まで30分以上車に乗せた事のないワンコ達なので、年金生活に入った時に何かあるたびにペットホテルを利用するのもお金がかかって大変ですし、せっかく自然がたくさんある地域に移住するのですから、いろんな所に一緒に行けたら楽しいだろうなぁと思いましたので さっそくペットと泊まれるホテルをインターネットで検索しました。これからは高齢者もネットを活用すると便利ですね。

平日ならそれほど混み合ってはいないだろうと思っていたのですが、評判の良い所はほぼ満室でした。

結局ホテルではなく、ラフォーレ修善寺さんの「ワンちゃんと泊まれるコテージ」に予約を入れました。

一筋縄ではいかない手のかかるワンコ2匹を連れ、普通なら4時間ほどの道のりを5時間半かけてようやく目指す物件まで来ました。不動産屋さんがカギを預かってくれて中を見せて頂けると言うお話でたが、沼津にお住いのオーナーさんが、わざわざ来てくださって直接ご案内頂きました。

随所にこだわりの感じられるお部屋とお庭。なんと言っても、どのお部屋からも富士山を望む事が出来る事と、オーナーさん手作りの石の露天風呂が素晴らしかったです。価格は予算オーバーでしたが、なんとかなりそうな感じでした。ただ、150坪の土地がかなり急な斜面になっていて、建物はその斜面に建っていますので庭はほぼ緩やかなガケ状態です。それでも、すぐそこでうぐいすの鳴く声が聞こえ、澄んだ空気と涼やかに吹く風が「崖」と言うマイナス面をかき消してしまうような気分になりました。

別荘として持つならとても気に入って購入したのかもしれませんが、定住となるとやはり利便性もある程度は考えなくてはなりません。歩いて行ける距離にバス停もコンビニもない山の上でした。

自分達で運転ができなくなった時には日常生活において車で15分の距離はきっと不便を感じるだろうと判断しました。その後も数件見せて頂きましたが、インターネット上の地図や画像からイメージする土地や建物と実際の物との違いをとても強く感じました。もちろん、実際の方が良い場合もあります。

間違いなく後期高齢者になってみえるようなお年寄りが、リュックを背負い山道を歩いて登っていくのを数人見かけました。観光や登山ではない事は服装を見ても明らかでした。子供の頃、若い頃から山道を登りよくカラダを使っている80歳前後の方と、どこに行くにも乗り物に乗って、少し疲れるとカフェでお茶を飲みながら休憩をして1日数キロ歩くのがやっとの生活を長らく続けてきた60歳前後の私たち世代の体力とどちらが上なのか言うまでもありませんよね。車がすれ違うこともできない狭い道、何とか上ったけどフロントガラスの向こう側が青空だった急な坂道、思ったよりも標高が高く、きっと雪が積もるだろうと思われる山の上。修善寺の物件は私の想う定住の地ではありませんでした。「終の棲家」探しは振り出しに戻ってしまいました。とても素晴らしい所なのに残念でなりません。

 

【番外編】

犬達にとって少しでも快適な旅にするにはどうすれば良いかな?と考え、外もよく見えて多少揺れた時にぶつかっても痛くなく、持ち運びも軽いテントの生地で作ってあるゲージをふたつ購入しました。

・・・が、7歳の子(男の子)は生後5ヶ月くらいの時に頂いた保護犬で警戒心が強く、人見知りが激しく、興奮しやすく、賢いため、出発の10日前からゲージに慣れされようとあの手この手で頑張りました。

入ってくれないわけではありませんが、安心して入ってくれたわけではありませんでした。

4歳の子(女の子)は生後2ヶ月でペットショップから来た子です。内弁慶なので家の中では元気いっぱい飛び跳ねていますが、外ではちょっと怖がりで大人しい子です。でも天然ちゃんで、ものすごーく食いしん坊なのでゲージの中におやつを入れたらなんの躊躇もなく入ってくれました。

今までは短時間、短距離でしか車には乗せた事がありませんでしたのでゲージに入れる事もありませんでした。女の子は一言も発することなく、まるで乗っていないのではと思うくらいじっとしています。

男の子は窓や背もたれに前足をかけ立ち上がりすれ違う車や人に向かって唸ったり吠えたりしてじっとしていません。こんな調子では名古屋から修善寺までの4時間半、どうなることやらと思っていました。

 

 

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