top of page

ペットのご供養


「ペット」と言っても犬や猫から爬虫類、魚類や鳥類など様々ですがその存在は飼い主の方にとっては家族同様の大切な命だと思います。

主人は帰宅すると、「今日はふたりとも何してた?」などと聞きます。いい年をしたおじさんが、決して外では見せないであろう満面の笑みです。私は子供の頃から今までに7匹の犬を飼っていますが、特に思い入れのある子は10年前に亡くなった中型犬の女の子です。4歳で右眼、5歳で左眼の視力を失い、痛みに耐えながら大嫌いな目薬と苦い飲み薬で症状をわずかでも抑えるだけの毎日でしたが、他には病気も怪我もなく寿命を全うして16歳で逝きました。同じ犬でも性格はそれぞれ個性があります。この子は、獣医さんが驚くほど我慢

強く大人しい優しい子でした。私が玄関先の階段でぼんやり腰かけていると、見えていないにも関わらず、いつもちゃんと横に座って頭を私の肩にちょこんと乗せていました。

甘えていたのか、励ましてくれていたのか・・・。

 今でこそペットのお葬儀やお墓、お仏壇などなど人間と同じように供養する方が珍しくはなくなりましたが、10年前はまだ珍しい事でした。私は今までどの子にも形ある供養をしてあげたことがありません。探しても子供の頃飼っていた子たちは写真すらほとんど残っていないのです。まだフイルムの時代で、今の様にデジタル化されていませんので、数少ない写真も色あせています。今一緒に暮らしている子たちはデジタルの画像がたくさんありますので、形のある供養をしたいと思っていた所、クリスタルの素材に画像をそのままレーザー彫刻をしてもらえる事を知り、色あせかけた写真を携帯で撮影してデジタル画像として編集して頂き、10年前に亡くなった子と4年前に亡くなった子(猫)の供養を兼ねて、メモリアルアートとして部屋に飾れるプレートを作って頂きました。今一緒に暮らしているふたりも入れて、それぞれの子の画像にお誕生日や性格などのコメントを添えて画像処理をして頂き、カラーで転写する技法です。こちらの写真は校正時点でのイメージですので、実際に完成したら、また写真をアップしたいと思います。8月末の完成予定です。

ペット供養クリスタル

すでになくなった子たちの遺骨はありませんが、今いる子たちが亡くなった時には遺骨を手元供養にしたいと考えています。とても気に入りましたので、昨年亡くなった義母の写真を手元供養する際に遺影の代わりに飾ろうと思い、ダイヤカットの施された素敵なクリスタルに彫刻して頂きました。義父には義母と二人で写っている写真を選び、時計付の小さめのプレートで枕元でもリビングでも場所を選ばす飾れる物を敬老の日にプレゼントするつもりです。価格も手ごろで個人的には超お勧めです。

手元供養にする際の骨壷も、ペット用としてリーズナブルにそろえられる物も多く、お位牌も色々とあります。先ほどのクリスタルアートで、お位牌を象った物も出ていました。今はペットのご遺骨もダイヤモンドに加工できますので、アクセサリーを作られる方も増えているそうです。いつも傍にいて欲しいと思われる方には最適ですね。

お墓を建てる方は年々減っているようですが、ペットと一緒のお墓に入りたいと希望される方は増える傾向にあります。通常の墓地の近くでペット専用の墓地を作られているお寺様や霊園は以前からありますが、近年一緒に入れるお墓が希少ですが出てきました。法律上では動物の骨は「廃棄物」とされています。自宅のお庭にお墓を作り埋めるのは可能ですが、公共の場や私有地、山や川などに埋めたりした場合は「不法投棄」になる可能性が大きいので注意が必要です。何をするにしても、マナーを守り周りのご迷惑にならないように心掛けて頂きたいと思います。

お寺様では宗教的な理由から人と動物が一緒にお墓に入る事を禁じている所がほとんどのようですが、家族として暮らしてきた方々にとっては人も動物も区別はないのですから、一緒に入りたいと望む事は自然な気持ちなのだと思います。人とペットが一緒のお墓に入る事を明確に禁じている法律はありませんが、慣習や宗教の壁は厚そうですから急速に普及していくものではなさそうですね。一緒のお墓に入りたいと願う方が大多数になれば、将来それが当たり前になる日がくるのかもしれません。

どのような形でも、大切な家族の一員として愛情こめて供養をする事がペットにとっても一番良い事だと思います。

Featured Posts
Recent Posts
Search By Tags
Follow Us
  • Facebook Basic Square
bottom of page