有名な奈良の大仏様がつくられた理由のひとつが感染症対策だった、
というのをご存知でしょうか?
(参照:厚生労働省IDESコラム vol. 33「大仏は感染症策?」
ワクチンも人工呼吸器もなかった時代、
疫病や飢饉など人間の力が及ばない事態がおこったとき、
人は宗教に救いを求めてきました。
今は、ウイルスに対抗するための科学的手段や予防知識が広まり、
「宗教で感染症対策」というと、非科学的だと笑われるかもしれません。
とはいえ、今、まさに数千年前と同様に人間の力が及ばない疫病が流行し、
不安にさいなまれている方も多い中、
「宗教における考え方」は、
ある意味、
「こころの治療薬」
になりうるのではないかと思います。
「宗教」というと、
ひたすら続く長くて意味不明なお経を聞き流すことだと思われている方もいるかもしれませんが、
その考え方は、
「法話」を通して知ることができます。
今回、リンクをつけさせていただいた1時間30分に及ぶYouTube動画、
ラストの4分に、住職の法話がアップされています。
お題は、【心が泥に染まらないために~ポジティブに生きる心得~】
言い換えると、「不安がどこから来るのか」と、「こころの持ち方」について。
漠然とした不安もどこから湧いてくるのかわかれば、
付き合い方(こころの持ち方)もわかるのではないでしょうか?
私の考えでは、
宗教は人の力が及ばない事への救い(考え方)を指し示し、
人が幸せになるために存在する、
と思っています。
だからこそ、法事でお経を聞き流すことが宗教に触れる唯一の機会、
という方が少なからずいらっしゃるのは悲しすぎます!
私は無宗派だから、という方も、
ぜひ一度、1時間26分10秒から始まる住職の法話を覗いてみてください!
法話は4分ほどにギュッとまとめられていて、
この時代に、みんながこんな心でいれたらいいな、という話が詰まっています。
(その後、ご興味が沸いたらぜひ始めから1時間30分、視聴してください✩)